大学の新歓で飲酒強要されるのが怖い?ヤバいサークルの特徴と手口を解説
目次
そもそも、新歓とは何をする場?
新歓、あるいは新入生歓迎会は、新しく大学へ入学してきた新入生を歓迎することで自分たちのサークルを知ってもらい、入部を検討してもらうためのイベントです。
主に各サークルや学部が主催します。
多くの大学では、入学式の直後に数日間から1ヶ月程度の新歓期間が設けられています。
その期間に様々なサークルの存在を知り、その後は気になるサークルが主催する新歓イベントへいくつか参加します。
そうして、1つか2つ程度のサークルへ絞り込んで入部をします。
新入生にとって、新歓は先輩や同期と親しくなる最初の機会でもあります。
そこで、サークル側は親睦を深め合うために様々な活動を企画してくれます。
新歓でどのようなことをするのかもっと詳しく知りたいという方は、「大学の新歓では何をする?正直、行きたくないけど新生活で躓かないか不安」を参考にしてみてください。
<H2>飲みサーの新歓で飲酒強要されて起こるトラブルや危険とは?
大学の新歓イベントは楽しいものでもありますが、いわゆる「飲みサー」による飲酒強要などが発生することもあり、注意も必要です。
飲酒を強要された結果、急性アルコール中毒になったり、泥酔させられて性的な加害を受ける可能性もあります。
この項目では、危険なサークルの新歓で起こる可能性のあるトラブルについて解説します。
<H3>急性アルコール中毒になって倒れる
新入生のほとんどは、アルコールにまだ慣れていないどころか一度も飲酒をしたことのない未成年者がほとんどでしょう。
アルコールに慣れていない体で過度な飲酒をさせられることによって、急性アルコール中毒を引き起こし、最悪の場合、命にも関わる状況を生じさせる可能性があります。
急性アルコール中毒は、過剰なアルコール摂取によって生じる一時的な状態で、嘔吐、昏睡状態、さらには意識障害に至ることもあります。
これらの症状が生じると、即座の医療介入を必要とすることも多いため、自分の身は自分で守るようにすることが不可欠です。
<H3>泥酔状態で性的な加害を受ける
飲酒が進む新歓では、特に女子学生がリスクにさらされる場合があります。
泥酔させたうえで性的な加害を狙うような先輩も残念ながら存在し、そのようなサークルは俗に「ヤリサー」と揶揄されます。
これは明らかに不適切な行為のため「まさか自分が」と思って油断してしまうかもしれませんが、新入生の女子は特に警戒する必要があります。
女子が泥酔状態になっている状況なら、誰か女性の先輩が助けてくれるのではないか?と思うかもしれませんが、面白がって止めてもくれないというケースも存在します。
やはり、自分の身は自分で守ることが重要です。
<H3>金品や物を盗まれる
また、新歓の席で飲酒をして泥酔状態になった結果、金品の盗難に遭うリスクもあります。
意識がもうろうとしている間に、財布などの貴重品を盗まれるケースは実際に大学の新歓に限らず様々な事例があります。
盗難の事実が翌日になって発覚した時には、自分自身がほとんど覚えていないため証拠が乏しいです。く、また、どのように対処してよいかもわからなくなってしまうかもしれません。
その結果、泣き寝入りに終わるケースもあります。
そのため、自分の状態がわからないくらいアルコールを摂取することはもちろん、未成年者が飲酒をすることはやめておきましょう。
<H2>新歓へ参加した方が良い理由3つ
前の項目で書いたようなことを聞くと、新歓になんて行きたくないと感じるかもしれません。
しかし、安心してください。
それは、一部の「飲みサー」や「ヤリサー」と言われるような危険なサークルでの話です。
普通のサークルでは健全な活動をしているので、新歓に参加することは非常に大きなメリットがあります。
この項目では、新歓に参加することのメリットを3つ解説します。
・親しい友達ができるきっかけになる
・先輩との接点ができる
・後になってからでは入りにくい
<H3>親しい友達ができるきっかけになる
サークルは、同じ趣味や興味を共有する学生たちが集まる場です。
スポーツや文化活動など、多種多様なサークルが存在し、そこでは自分と趣味嗜好が近い仲間が集まります。
サークルのメンバーとは、共通の話題があるため、友情を深めやすく、親しい友達ができる確率が格段に高まります。
また、自分とは違う学科や学部の学生とも交流できるので、新しい視点を学んだり、視野を広げる絶好のチャンスにもなるでしょう。
自分が普段接する機会の少ないタイプの友人を作ることは、これから社会に出て就職していく頃などを見据えたときに非常にタメになります。
新歓を通じて知り合った友達は、大学生活の支えとなるだけでなく、時には将来の職場でのつながりにも発展するかもしれません。
<H3>先輩との接点ができる
新歓では、同じサークルに所属する先輩との接点を持つこともできます。
先輩は積極的に後輩を迎え入れるために、大学生活に役立つ情報を教えてくれることが多いです。
新入生とは違って、先輩は経験から大学生活の要領を得ているので、履修登録や学校生活のアドバイスをもらったり、時には定期テストの過去問を共有してもらうこともあります。
また、自身が就職活動をする際にも、先輩の体験談やアドバイスなどを聞くことができます。
もし、就活の進め方や進路のことで迷った際には1人で抱え込まずに相談することができます。
長期的な視点では、サークルの先輩との接点は卒業後のキャリアにおいても有益な繋がりとなる可能性をも秘めています。
新歓をきっかけに、先輩との接点も積極的に持つようにしましょう。
<H3>後になってからでは入りにくい
新歓の期間から参加していないと、サークルに入れないのかというとそのようなことは基本的にありません。
しかし、新歓期間の終わりと共に、サークル内の人間関係はある程度形成され始めます。
当然、既に築かれた関係の中に入っていくためには、より多くの努力と時間が必要となるでしょう。
さらに、新歓ではなく後からサークルに参加しようとする場合、既存メンバーに紹介してもらうなど、オープンなイベントを経由して参加するよりもハードルが高くなります。
したがって、新歓期間にサークルに参加するのがもっともスムーズな参加の仕方と言えるでしょう。
新歓期間には多くのイベントや活動があり、初対面のメンバー同士が自然とお互いを知れる機会があります。
どこかのサークルに入りたい気持ちがある方は、勇気を出して参加してみましょう。
<H2>新歓はぼっちで参加しても問題ない?
自分は1人きりの一方、新歓などで既に何人かで仲良さそうにしている人を見ると本当に入っていっても良いのだろうかと不安に思うものです。
「あいつ、ぼっちで参加してるぞ」
などと噂されないかと気になってくるかもしれませんが、案外、ぼっちで新歓に参加しても楽しめます。
この項目では、どうしてそんなことが言えるのかという2つの理由を解説します。
<H3>ぼっちでも先輩が良くしてくれるので楽しめる
新歓は、先輩たちにとっても、新入生を迎え入れ、サークルや学生団体を盛り上げるための重要なイベントです。
何人の新入生に入部してもらえるかと目標を立てて頑張っているサークルもあります。
そのため、彼らは新入生が快適に過ごせるよう努めており、ぼっちで参加している新入生一人ひとりにも丁寧に接してくれることが多いです。
だから、もしあなたが1人で参加しても、先輩が温かく迎えてくれるはずです。
むしろ、1人でいる方が、先輩たちも声をかけやすいため、実は積極的に関わってもらえるチャンスが増えるのです。
<H3>自分以外にもぼっちで参加している人は多い
新歓でぼっちでいるのはあなただけではありません。
多くの新入生があなたと同じように1人で参加しており、それぞれが友人を探しています。
グループになっている新入生はどうしても目立つので、みんな既に友達がいるのではないかと感じてきてしまっているのかもしれません。
多くの新入生は、新しい友達を作りたいと考えているので、突っぱねられたりする可能性はかなり低いです。
1人で参加していることは全く恥ずかしいことではなく、むしろ他の人にとっても話しかけやすいので、新たな出会いへの第一歩となるかもしれません。
<H2>ヤバいサークルの5つの特徴を知って見分けよう
飲みサーやヤリサーと言われるような「ヤバい」サークルにはある程度特徴があります。
こういったサークルを避けたい方はどのような特徴のあるサークルが問題がある傾向にあるか覚えておきましょう。
主な特徴としては以下の通りです。
・飲み会でのコールが激しい
・既に悪い噂が立っている
・案内された新歓の会場がおかしい
・明確な活動内容がない
・大学からの公認を受けていない
<H3>飲み会でのコールが激しい
飲み会では「コール」と呼ばれるものがあります。
有名なものだと「一気コール」と呼ばれる、一気飲みを周囲が促すコールがあります。
それ以外にも様々なコールがありますが、上級生のほとんどが多様なコールに即座に対応しているようなサークルは飲みサーの可能性が高いです。
飲み会の頻度が相当高い上に、ほぼ毎回コールなどを行なってお酒を煽りあっているからこそ様々なコールに対応できるのだと考えられるでしょう。
もし、参加した新歓がこのような状況であれば飲みサーであることを疑った方が良いでしょう。
<H3>既に悪い噂が立っている
噂を全て間に受けてしまうのは良くないことですが、いわゆる「飲みサー」や「ヤリサー」と呼ばれるようなサークルには良くない噂が立っていることが多いです。
噂が立っているサークルの全てがそういったサークルであるとは限りませんが、そういったサークルであれば基本的には色々と噂されているものです。
一つのサークルしか見ていない場合、他の先輩からの情報が入ってこないので中々気付きにくいこともありますが、複数のサークルの先輩に知り合いを作っておくことで教えてもらえるかもしれません。
<H3>案内された新歓の会場がおかしい
普通の新歓では、大学の近くの居酒屋などで行なわれることが一般的です。
しかし、集合場所や会場が「異様」な場合は注意しましょう。
例えば、以下の知恵袋の質問者の方は新歓の会場がナイトクラブであることに違和感を覚えて質問したようです。
入ったサークルの新歓の場所がナイトクラブだったんですが飲みサーですかね?普通どんなところでやるんでしょうか
引用:入ったサークルの新歓の場所がナイトクラブだったんですが......|YAHOO!知恵袋
人数が多かったため、貸切できる会場としてクラブを選んだ可能性はありますが、少し警戒しておいた方が良いでしょう。
また、歌舞伎町などといった極端に治安の悪い地域の場合も気をつけましょう。
こういった会場にする理由として、安価であることなどの他には、1年生などの未成年者でも飲酒がしやすいようにしているということも考えられます。
このようなケースの全てが問題とは限りませんが、警戒はしておいた方が良いでしょう。
<H3>明確な活動内容がないサークル
サークルの活動内容が明確でないケースにも注意しましょう。
例えば、「ヒップホップダンス」や「ジャズセッション」のような具体的な活動内容が明確にある場合は安心できる健全なサークルである可能性が高いです。
もちろん、偶然サークルのメンバーの多くが飲み好きなケースはありますが、基本的には新入生に飲ませるためにサークル単位で何かをしてくることはあまりないでしょう。
逆に、このような具体的な活動内容がない場合は、日頃から飲み会などが活動の中心である可能性が高いです。
もちろん、サークルの活動内容が運動や文化系の明確なものでないからといってアウトというわけではありません。
例えば、カフェでお茶会をするだけというようなところもありますが、単純に親睦を深めながら話すことが目的なので、こういったサークルが飲みサーか心配する必要はないでしょう。
<H3>大学から公認されていないサークル
多くの大学では、サークルの存在や活動を大学側が公認している場合が多いです。
公認を受けることで、部室を与えられたりイベントの際に予算をもらえたりすることがあるので、基本的には大学公認サークルになることにはメリットしかありません。
逆に、大学の公認サークルにならない理由を考えると、以下などを挙げることができます。
・大学に実態を把握されているため申請が通らない
・問題が起こったときにサークル長などが責任を取らされないようにしている
・過去に公認されていたが、問題が度々起こるので認証を取り消された
・人数が少なすぎるなどで基準に満たない
・サークルとして新しいのでまだ申請などができていない
人数が少ないか新しいサークル以外の理由は、基本的に何かしら問題があると考えてよいでしょう。
<H2>「飲みサー」メンバーが新歓で新入生に飲酒をさせる手口
新歓で楽しむことは大学生活の素晴らしいスタートですが、残念ながら全てのサークルが良い意味での楽しさだけを提供しているわけではありません。
例えば、「飲みサー」と呼ばれるサークルの中には、新入生に対して悪質な飲酒の強要をするケースがあります。
この項目では、そうした悪質なサークルの手口を明らかにし、未成年の新入生が注意すべき点を具体的に解説します。
<H3>みんなで順番に一気飲みなどをして断りにくくする
新入生は新歓の場において、上級生や他の新入生との親睦を深めるために様々なゲームや飲みのルールに参加します。
その中でも、コールをかけられての一気飲みは特に圧力を感じやすく、グループ全体が順番にコールされながら一気飲みを行なうような展開になってしまうと、なんとなく断ることが難しく感じられてきます。
新入生側は先輩たちに良い印象を与えたい、仲間はずれになりたくない、場の空気を壊したくないという心理が働き、無理な飲酒につながってしまうのです。
<H3>先輩が自分に対して名指しで執拗に飲むように催促してくる
集団による圧力だけでなく、先輩から個人を名指しで飲酒を促されるケースもあります。
最初は優しく「大丈夫だよ、飲んでみよう」と勧められることが多いです。
しかし、新入生側が「大丈夫です」などと断り続けていると、「一杯くらい飲んでみなって!」「大丈夫だよ!いいから早く飲んで!」などと次第に強引になってきます。
さらに、「ねえ!〇〇くんが飲んでないよ!」などと他のメンバーに声かけなどされたらさらに雰囲気的に流されやすくなってしまいます。
自分のことを名指しで飲むようにと先輩から促され続けたり、飲んでいないことで注目されてしまったら断りにくく感じてしまう新入生も多いでしょう。
<H3>密室や他の集団の目のない空間で未成年飲酒をさせやすくする
未成年飲酒は公然と行なわれることが少ないため、飲みサーのメンバーはよりプライベートな場所で新入生を飲ませようとします。
たとえば、一軒家やクラブなどを借りるなど公衆の目にさらされない場所を確保して、未成年に対しても飲酒を勧めやすい環境を作り出します。
新入生はこのような状況に誘われた時、公共の場ではないことから、飲酒圧力に屈しやすくなってしまうことを念頭に置いて参加した方が良いでしょう。
<H2>新歓についてみんなが不安に思う相談内容
この章では、新歓を控えた大学生が抱える一般的な疑問や不安に対する回答を提供しています。
不安を解消し、新しいスタートを切るための心構えや対策が紹介されているので、参考にしてください。
<H3>1人で参加しても問題ないですか?
はい、問題ありません。多くの学生が1人で新歓に参加し、新しい友達を作ります。
実際、1人でいる人の方が話しかけやすいので、より多くの人と交流するチャンスが生まれることもあります。
この大切な時期に、1人でも多くの友達を作る機会と捉え、自信を持って参加しましょう。
1人で新歓に参加するのが不安な方は「新歓はぼっちで参加しても問題ない?」を参考にしてみてください。
<H3>大学の新歓ではお酒を強要されますか?
すべてのサークルや団体がお酒を強要するわけではありません。
しかし、残念ながら新入生にお酒を強要してくるケースもあります。
もし、嫌がっている人にもお酒を強要してくる風潮があるサークルであれば、参加を避けるべきです。
そのようなサークルを見分けるためのコツについては「ヤバいサークルの5つの特徴を知って見分けよう」を参考にしてください。
<H3>既にグループ化している人が多いようですが大丈夫ですか?
新歓には1人で参加している新入生も実は多く、グループで固まっているように見えるのは目立っているからに過ぎません。
他の多くの新入生も友達を作りたいと考えているので、拒否される心配はあまりありません。
しかし、他の新入生や先輩があなたに話しかけやすいように、清潔感があり、オープンな態度でいることは重要です。
特に、清潔感は他人があなたに持つ最初の印象を大きく左右します。
髪型を整え、シワのない服を着るなどし、身だしなみに気を配ることが大切です。
<H2>【まとめ】悪質なサークルを避けて大学生活を楽しもう!
新歓は、大学生活のスタートにおいて、新しい友人を作り、学外活動を広げる大切な機会です。
本記事では、新歓に参加する上での不安を解消する方法を示し、健全で楽しいサークル生活を送るためのポイントを紹介しました。
第一に、一部には「飲みサー」や「ヤリサー」と呼ばれる悪質なサークルが存在するのは、残念ながら事実です。
しかし、本記事で紹介したような、「悪質なサークルの特徴」に当てはまらないか確認したり、「飲酒強要の手口」を知ることで回避しやすくなります。
次に、新歓への参加は1人であっても問題ありません。
1人だと浮いてしまわないかと心配かもしれませんが、ほとんどの人は1人で参加しています。
むしろ、先輩や他の新入生としては集団よりも1人の人への方が話しかけやすいでしょう。
先輩は基本的に1人であっても優しく話しかけてくれることの方が多いため、心配する必要はあまりないでしょう。
この記事が、皆さんの新歓や大学生活に対するポジティブな姿勢を後押しする一助となれば幸いです。
悪質なサークルに惑わされることなく、健全で充実した大学生活を送るために、自分に合うサークルの新歓に参加して新たなスタートラインへ踏み出してください。
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