ゼミの志望理由は締め方で大きく印象が変わる!型を使いこなそう【例文付き】
わかりやすい志望理由には決まった型がある
ゼミの志望理由を書くにあたって大事なのは、ゼミの教授目線でわかりやすい志望理由を書くことです。
限られた文量の中で人にわかりやすく伝える文章を書くには型を意識することが重要です。
その型とは、PREP法というものです。
・Point(要点):主張や論点を明確に述べて、話の全体像から伝える。
・Reason(理由):その主張をしている背景や動機を説明することで、そのゼミを志望する必然性を示す。
・Example(具体例):具体的なエピソードや例などによって理由を補強します。
・Point(結論):初めに述べたポイントに戻ることで主張を強調し、印象に残りやすくする。
PREP法は、ゼミの志望理由だけでなく就活のエントリーシートや面接、自己紹介、スピーチなど様々なシチュエーションで応用できます。
特に、自分の考えを明確に伝え、他人を説得する必要がある場面で有効です。
これを活用して、伝わりやすい志望理由を完成させましょう。
各構成毎に例文付きで解説していますので、参考にしてください。
<H3>書き始め
書き始めの部分では、文章全体を通して伝えたい主張と要点をわかりやすくコンパクトに伝えることが重要です。
まずは、ゼミに入ってどのようなことを学びたいのか端的に示しましょう。
また、志望理由には、「直接的な理由」と「根本的な理由」のレイヤーの違う2つの理由があるはずです。
理由の例
直接的な理由:〇〇について学ぶためにゼミに入りたい
根本的な理由:将来△△をするために〇〇を学びたい
冒頭部分では、この2つの異なるレイヤーの理由のうち、特に1つ目について中心に、2つ目については軽く触れるようにすると良いでしょう。
例文:
私は、会社法について〇〇ゼミで研究することを希望します。
なぜなら、企業買収や資金調達など、事業が飛躍的に成長していける施策について法律的に正しく解釈して企業運営を円滑に進められる人材になっていきたいと考えているからです。
<H3>ゼミを志望する根本的な理由
冒頭では、全体の要点とゼミに入りたい直接的な理由を示しました。
ここでは、そのゼミを志望するあなた固有の理由を述べることが重要です。
そのような理由は、以下のような条件のいずれかに根ざしているものである必要があります。
・過去の実体験が深く関連している
・将来の目標を達成するために学ぶ必然性がある
・注目している社会問題などと深い関連性がある
・ゼミの研究方式などから、他のゼミではダメな理由がある
過去の実体験などから来る理由は、人によって用意するのが難しいですが、将来の目標やゼミの特性は考慮した方が良いでしょう。
例文:
私は、将来的にベンチャーキャピタルかM&A会社にて活躍することを目標としています。
そこでは、後継者のいない高齢経営者の企業の技術を大企業へと引き継いだり、先進的な技術を持つスタートアップ企業が資金を調達してより早く技術を発展させられるよう支援をしていくつもりです。
このように、ゼミを通して身につけた知識などをあなたが将来的にどのように活かしているのか教授にイメージを与えられる文章に仕上げることが重要です。
<H3>根拠を強める具体例
具体例を挿入する主要な目的は、前の項目で説明したあなたの志望理由が、妥当であることを示して説得力のある文章へと仕上げるためです。
具体的な内容のない文章は、誰でも話そうと思えば話せてしまうので、説得力を持つには至りません。
そこで、実際のエピソードや今の考えを持つに至った経緯を示すことで補強をします。
例文:
正直、以前は買収と言うとネガティブなイメージがありました。
しかし、私の地元愛知の自動車の部品工場の一部はM&Aによって事業や技術が引き継がれ、大企業が資本力を活かして発展させることで製品開発力の向上に繋がっているのだそうです。
さらに、高齢の経営者の方も資金に余裕を持って引退することができたということも知りました。
このように、実際のエピソードや、志望動機で示した自身の将来の目標などを持つに至った経緯を記載することで、説得力のある文章になります。
また、可能な限りストーリーや話の流れのある書き方にすることで、印象に残りやすくなります。
<H3>締め
締めの部分では、改めてメインの主張を強調することが重要です。
冒頭で一度、主張と要点を述べてはいるものの、志望理由や具体例で内容が発散してしまっています。
そこで、もう一度論点を整理する意味で文章全体の内容をまとめ直す必要があります。
しかし、“Point→Reason→Example→Point”の流れにおいて、結論のPointでは何を書き分けたら良いのかと疑問に感じるかもしれません。
そこで、そのゼミに入りたい直接的な理由だけでなく、根本的な理由を受けて結論をまとめることがポイントです。
また、そのゼミ希望する理由を少し具体的に言い換えて締めましょう。
それでは、一度以下の全文を読んだ上で、結び方を確認してみましょう。
例文:
Point(冒頭)
私は、会社法について〇〇ゼミで研究することを希望します。
なぜなら、企業買収や資金調達など、事業が飛躍的に成長していける施策について法律的に正しく解釈して企業運営を円滑に進められる人材になっていきたいと考えているからです。
Reason
私は、将来的にベンチャーキャピタルかM&A会社にて活躍することを目標としています。
そこでは、後継者のいない高齢経営者の企業の技術を大企業へと引き継いだり、先進的な技術を持つスタートアップ企業が資金を調達してより早く技術を発展させられるよう支援をしていくつもりです。
Example
正直、以前は買収と言うとネガティブなイメージがありました。
しかし、私の地元愛知の自動車の部品工場の一部はM&Aによって事業や技術が引き継がれ、大企業が資本力を活かして発展させることで製品開発力の向上に繋がっているのだそうです。
さらに、高齢の経営者の方も資金に余裕を持って引退することができたということも知りました。
Point(結論)
企業の資金調達や事業譲渡を推進できる人材になるには、実務の場で正しく法律的解釈ができるような深い会社法の知識を身に付けることが重要と考えます。
これを、〇〇ゼミで行われるディスカッションや研究を通して実現していきたいと考えています。
志望理由が締まる文章の結び方のポイント3つ
全体の内容は出来上がったものの、文章の締まりの部分が上手く行かずに悩んでいるという方は決して少なくないようです。
そこで、志望理由の文章が印象的に締まる結び方のポイントを3つ紹介します。
- 1~2文で簡潔に結論を書く
- 文章全体の流れを受けてから締める
- 冒頭の内容を具体的に言い換える
1~3文で簡潔に結論を書く
締めの部分では、結論を伝えて文章全体を通して伝えたいことを明確にすることを目的とします。
そのため、情報量は必要最低限にまとまっていた方がわかりやすいです。
可能であれば2文以内、多くても3文以内でまとめましょう。
文章の要素としては、以下の2つを意識することで短くまとまります。
・今までの流れを受けて、話の流れを結論へと寄せる一文
・文章を通した主張を集約した一文
文章全体の流れを受けてから締める
締めの文章では、話の結論や主張を示して一気に終わりに向かいます。
そのため、突然結論を示して締めると唐突な感じがして違和感が湧いてしまいます。
そこで、文章全体の流れを軽く受けた一文を入れることでスムーズになります。
また、それをどのように受けるかもポイントになります。
Reasonのパートで記載した内容を受けることがおすすめです。
特に、Reasonの内容が将来の目標や社会問題に関連する場合、それを達成や解決することに主張の内容が関連していることを示すと綺麗にまとまるでしょう。
例
(Reason)するには、(Point)が必要です。
冒頭の内容を具体的に言い換える
締めの部分のPointでは冒頭部分でのPointを少し具体的に言い換えることで、より分かりやすく印象的になります。
例えば、例文では冒頭にて「私は、会社法について〇〇ゼミで研究することを希望します」と述べました。
これは、単純に「会社法について研究することが目的」であることを示しています。
一方、結びでは会社法の学びの到達度とゼミに入る目的について言及しているので、もう一段階具体的な内容になっています。
企業の資金調達や事業譲渡を推進できる人材になるには、実務の場で正しく法律的解釈ができるような深い会社法の知識を身に付けることが重要と考えます。
これを、〇〇ゼミで行われるディスカッションや研究を通して実現していきたいと考えています。
教授目線で考えると、具体的に言い換えることでゼミ生になったら一生懸命に研究をしてゼミを盛り上げてくれそうなイメージが湧きやすくなるでしょう。
説得力のある志望理由の作り方
説得力のある志望理由を書くことで、教授はあなたのことをゼミ生として採用しやすくなります。
志望理由において、一番重要な部分はReasonの部分です。
なぜなら、文章の構成上、そのゼミに入りたい最も深い理由が記載されているからです。
極論、Pointの部分は誰でもそれらしいことを言えるでしょう。
しかし、Reasonの部分はあなた独自の考えを求められるので、個性が最も出ると言えます。
そこで、説得力の高い志望理由を作るためにReasonの内容を良く練る方法をお伝えします。
あなただからこそ言えるエピソードを使う
最も印象的な内容や、独自性を出す上で最適な方法は、実体験などを用いて説明することです。
なぜなら、あなたの実体験は他の人が経験することができないので、唯一性のある内容になるからです。
言葉巧みに文章を上手くみせたり、それらしい見解を述べるより何倍も効果があるでしょう。
ポイントは、「親の会社の倒産」「留学経験」などといった他の人が経験しないような希少価値の高い経験を書くことではありません。
純粋に、あなたが志望するゼミのテーマとの関連性を感じた出来事などを書くことが望ましいです。
また、エピソード自体の質にこだわるよりも、エピソードを通して考えたことの質を高めることが重要です。
自分の目指すキャリア像との結び付きがある理由を書く
多くの人にとって学問を研究すること自体は目的ではなく、その研究を通して実現したいキャリアがあるはずです。
そこで、自分が将来取り組みたいことへの目的意識やキャリア像と紐付けて主張できると説得力が高まります。
もちろん、その学問自体を研究するのが単純に好きという方もいるかもしれません。
しかし、最終的には研究者になったり、大学院に進学するなど何らかのキャリア上の意思決定を求められます。
そこと紐付けて志望動機を書くと、そのゼミがどのようなキャリアパスになるのかわかるので、説得力が増します。
志望するゼミをよく理解し、必然性を主張する
自分が志望するゼミについてよく理解した上で、そのゼミの特徴を踏まえた内容が志望理由に入っていると説得力が高まります。
特に、同じ分野について研究できるゼミが複数ある場合に有効です。
例えば、ゼミの特徴について分析する際は以下のような観点を切り口としてみましょう。
細分化された専門分野:
ゼミ一覧などの資料では同じ研究分野として書かれていても、基本的にはより細分化された分野においては違うことを研究しているはずです。
教授の研究実績や経歴:
ゼミを担当する教授や指導教員の専門分野、研究歴、出版物などを調査しましょう。基本的には教授の研究実績に基づいた指導がされます。
講義、研究の形式:
ディスカッション型、ケーススタディ型、フィールドワーク型など形式の観点の他、ゼミの人数規模の観点もあります。
そのゼミで学ぶ必要がある理由を強化する上で、ゼミについて知ることはアドバンテージとなります。
ただし、みんなが書ける内容では差別化されないので、「他の学生もここまでは調べないだろう」という深さまで調べると説得力を増します。
ケース別の書き方解説
ゼミの志望理由書と言っても様々な形式があります。
そこで、本項目では形式やケースに応じた書き分けの仕方のポイントを解説します。
特に、志望理由に自己PRを兼ねる場合とそうでない場合、文字数指定への対処法に焦点を当てています。
自己PRを兼ねる志望理由の書き方
志望動機の書式には、自己PRを兼ねるタイプのものもあります。
教授の目線で考えることで、なぜそのような書式になっているのかがわかります。
それは、研究をやり切れる素質があるのかを判断するためと考えられます。
また、ゼミの研究方針や雰囲気と合致するかどうかを判断している可能性もあります。
ゼミの雰囲気に合うかどうかは、事前の見学などができれば様子を見ておくことで対策を立てましょう。
志望理由を書く中で意識したいのは、研究をやり切れる素質があることを示すことです。
地道な作業や調査の積み重ねなどといった、楽しいことだけではない研究のプロセスを、折れずに継続できることを示す必要があります。
具体的には、部活動や趣味、習い事などにおいて、目的のために楽しいことだけではない何かをやり切ったエピソードなどを用いてアピールをすると効果的です。
「ガチゼミ」と言われるタイプのゼミでは特にこの素質を示す重要度が高まるでしょう。
文字数指定への対応方法
文字数の指定に適切に対応する上で重要になるのが、具体性のコントロールです。
また、PREPのどのパートの文字数が最もクリティカルに文字数を変動させるか意識することも重要です。
最も文字数をコントロールしやすいのはExampleで、その次にReasonが調整しやすいです。
本項目では、特にメジャーな400字と1000字についてそれぞれ対処法を解説します。
400字の場合
基本的に、一度で完成させるのは難しいので、文字数制限を気にせずに下書きを作成してから400字以内へ削る方式で作成することをおすすめします。
400字の志望理由の場合、必要最小限の情報で簡潔に内容を伝えることが重要となります。
特に意識したいのは、Pointの内容を最小限にしてReasonとExampleの文字数を確保できるようにすることです。
そのため、なるべく冒頭と締めも2文程度にした上で、短い言葉に置き換えてにまとめられないか調整してみましょう。
また、一文あたりの文字数は30~50文字程度です。
それを踏まえると、文字数の目安は以下の通りです。
Point:80文字(2文)
Reason:100文字(2~3文)
Example:120文字(2~4文)
Point:100文字(2文)
ReasonとExampleでは、要点でしか書く余裕がないので以下のポイントに注意しましょう。
Reason
・ゼミでの研究を通して実現したいキャリア像などを端的に示す
・キャリア像などの目標について具体的な言葉でイメージを共有する
例文(100字)
私は、将来ベンチャーキャピタルかM&A会社で活躍することが目標です。
そこでは、後継者のいない高齢経営者の企業の技術を大企業へ継承、スタートアップ企業の資金調達による技術発展の加速を支援するつもりです。
Example
・Reasonの必然性が高まることに目的を置き、不要な要素は削ぐ
・一度完成させてから1文字でも少なくする書き方に修正する
・自分の体験を基に、きっかけ→結果の流れを意識してエピソードを書く
例文(111字)
以前は買収のイメージはネガティブでした。
しかし、地元愛知のある自動車部品工場が買収され、事業や技術が大企業へ継承されました。資本力を活かし開発力が迅速に向上しているそうです。
さらに、経営者の方は資金を貰って引退できました。
1000字の場合
1000字の志望動機を作成する際は、内容がごちゃごちゃしないように気を付ける必要があります。
志望動機の作成に取り掛かる前に、志望動機の構成や、主張とエピソードの論理構造などをざっくりとでも整理しておくことをおすすめします。
また、各構成の中でもPREP法を活用することで、メリハリある文章になります。
目安の文字数は以下の通りです。
Point:100字(2文)
Reason:350字(5~8文)
Example:400字(8~10文)
Point:150字(2~3文)
基本的に、Pointの部分は2~3文程度で仕上げるので、400字のパターンと大きくは変わりません。
ただし、ReasonとExampleが長くなるので、締めのパートでは上手く内容を受けてまとめる必要があります。
ReasonとExampleを無駄に長くするのではなく、長さを活かして効果的に表現するにはポイントがあります。
Reason
・自分の目指すキャリア像などを示すだけでなく、その意義などにも触れるようにする
・目標やキャリア像自体の妥当性を示すデータなどがあれば示す
・文脈によっては、目標などに対する思いにも触れる
例文(347字)
私は、将来的にベンチャーキャピタルかM&A会社にて活躍することを目標としています。
そこでは、後継者のいない高齢経営者の企業を大企業へ吸収合併、スタートアップ企業の資金調達による技術発展の加速を支援するつもりです。
30年以上の日本経済の成長停滞を打開するには、技術継承と資金の循環が重要と考えます。
まず、企業倒産の原因は、売上や利益の不足と考えていました。
ところが、帝国データバンク(※1)のプレスによると、後継者不在が原因で倒産している企業が、ここ5年間で年間400件以上もあるとわかりました。
また、日本のベンチャーキャピタル投資額もかなり低いです。
内閣官房の資料では、2021年の米国36.2兆円に対し、日本は0.23兆円です。
蓄積された技術と経済の損失と、新興企業の成長促進の改善余地は大きいです。
帝国データバンク(※1)……企業のデータや統計的な情報を扱っている企業
Example
・話の流れにストーリー性を持たせることで、間延びしないようにする
・きっかけなどを時系列を整理して伝えることでわかりやすいストーリーにまとまりやすい
・起こった事実と、自分が感じたことを区別しながら書くことを特に意識する
・エピソードを通して伝えたいことを章の冒頭と結びで一貫性を持たせる(PREP法の活用)
例文(394字)
正直、以前は「買収」という言葉にネガティブなイメージを持っていました。
しかし、今では買収を適切に行うことは、日本経済の成長に繋がる重要な施策の一つと考えています。
高校生の頃、私の地元の愛知県のある地方ニュースがきっかけとなって、買収へのネガティブなイメージは現在のポジティブなイメージへと変化しました。
そのニュースの内容は、自動車の部品工場を経営する企業が買収されて事業や技術が無事に引き継がれたというものでした。
大企業が資本力を活かして、部品の製造技術などを発展させることで製品開発力の向上に繋がっているのだそうです。
また、それだけでなく高齢の経営者の方も、株式を売却したことで資金に余裕を持って引退することができたとも報道されていました。
ニュースを通してですが、適切に買収が行われることによって、失われる予定だった技術が継承され、成長が促進されることを知り、大きく印象が変わりました。
志望動機の重要度はゼミによって変わる
正直、志望動機の重要度はゼミによって大きく変わります。
大学や学部にもよりますが、志望動機をほとんど見られずに通過になるゼミもあれば、かなり細かく見られているところもあります。
この項目では、志望動機の重要度が高いゼミの特徴を解説します。
倍率の高いゼミは重要度が高い
倍率の高いゼミは、志望動機を重視される可能性が高いです。
当然、誰かをゼミ生として採用する代わりに他の誰かを不採用にしなければなりません。
最終的には、より良い研究成果を残してくれそうな学生や、粘り強く調査や研究を頑張れる学生を採用するはずです。
そこで、研究に対する熱意や目的意識の強い学生を採用するために志望動機が見られるのです。
「ガチゼミ」も志望理由が重視されやすい
ゼミの研究の大変さを含んだ言葉で「ガチゼミ」と「ゆるゼミ」という呼び方がありますが、いわゆるガチゼミと呼ばれるゼミでは志望理由が重視される可能性が高いです。
ゼミには、稀に途中で”脱落”する人が現れることがあります。
ずっと欠席するようになり、いつの間にかゼミをやめてしまうのです。
ちなみに、筆者が大学時代のゼミでは1学年先輩の代と1学年後輩の代で各1名の脱落者が現れました。
このような脱落者が現れないために、研究内容の専門性が比較的高いゼミや、研究がハードなゼミでは厳しく志望動機を見られる可能性が高いです。
【まとめ】”型”を活用して説得力のある、通過する志望理由を書こう
本記事では、PREP法を活用して、説得力のある志望動機を作り、自身の主張が印象的に伝わる締めの文章の作り方を中心に、例文付きで解説しました。
また、400字と1000字の文字指定ではそれぞれどのようなことを意識すべきか、ポイントを示しながら例文のバリエーションを比較しました。
良い志望理由の文章を作成する上で、以下のことを意識してみてください。
・PREP法に則って伝わりやすい構成で書く
・実体験や目標のキャリア像で独自性の高い理由を書く
・志望するゼミの理解度を深めた上で書く
・文字数指定には理由やエピソードの具体性で対応する
型を活用して文章のわかりやすさを向上させる観点と、文章の素材となる要素の質を高める視点の両方を持つことが重要です。
型を活用することは、文章の構成それぞれの役割が明確になり、考えや主張を伝わりやすくします。
そして、ステップに則って考えを洗練させることで良い志望理由を作れるようになります。
本記事を通して希望のゼミに通過し、素敵なゼミ生活を送る参考にしてください。
CHECK